検索

【木村和久連載】気持ちのいいラウンドとは? 高級と名門、大衆ゴルフ場の違いを探る

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

木村和久の「新・お気楽ゴルフ」
連載◆第49回

 最近、妙に気に入っているゴルフ場があります。カジュアルな高級コースです。

 具体的に言うと、ゴルフチェーン大手のPGMが運営しているワンランク上のブランド、『GRAND PGM(グランPGM)』。現在、北海道から沖縄まで17コースが展開中です。

 そもそもPGMの倶楽部メンバーとあって、グランPGMのコースにお邪魔する機会があり、友人が同ブランドコースのメンバーだったりして、前々からつながりは結構ありました。

 そのグランPGM、何がいいかというと、メンバーからの割引券を使わせていただくと、料金がお値ごろ。平日で1万円ちょっと。土日で1万5000円~1万8000円ほどです。

 それでいて、施設が豪華でサービスが丁寧。ですから、ものすごく有難みを感じます。

 どんなサービスかというと、たとえばクラブバスに乗ると、派手なラッピングがされていてカッコよく、それでコースに向かうだけでワクワクしてきます。

 コースに到着すると、クラブハウスが壮麗で立派。フロントの人たちもホテルマンみたいにきびきびしていて、実にフレンドリー。受付もその多くは自動チェックインで堅苦しさがなく、今の時代、むしろそっちのほうがスムーズで便利かなと。

 もちろんコース整備もしっかりしていて、練習場も充実しています。加えて、芸が細かいというか、スタート前のキャディマスター室前のボックスには、無料のティーが置いてあって、自由に使用できます。これが、微妙にうれしいです。

 さらに、ラウンド途中でコース売店に行くと、茶店のお姉さんがおしぼりを持って外で出迎えてくれます。いやぁ~、これこそがサービスってものです。そのひと手間がうれしいじゃないですか。それを意気に感じて、「じゃあ、売店で何か買おうかな」と思ってしまいますよね。

 その売店の一部では、シャンパンのボトルまで置いてあってびっくり。小さいボトルで4200円ほど。4人でひと口ずつ飲むって感じでしょうか。洒落としては、面白いアイデアだなと思いました。

1 / 4

フォトギャラリーを見る

キーワード

このページのトップに戻る