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【カーリング】吉田知那美がロコ・ソラーレを退団し、新たな道へ進む決断を下したわけ

  • 竹田聡一郎●取材・構成 text by Soichiro Takeda

カーリング選手の吉田知那美がこれまでの人生で影響を受けたり、活力となったりした「言葉」や「格言」にフォーカスした連載。先日、約12年間在籍したロコ・ソラーレを退団することが発表されたが、今回は同チームの一員として最後の大会となったカナダ・カルガリーでの世界選手権での戦いを振り返りつつ、新たな道を進むことになった真相に迫る――。

吉田知那美にちなんだ『32の言葉』
連載◆第19エンド

グレートな思い出を作ろう
(鈴木夕湖)

世界選手権で4位という結果を残したロコ・ソラーレ 写真:本人提供世界選手権で4位という結果を残したロコ・ソラーレ 写真:本人提供この記事に関連する写真を見る ロコ・ソラーレは大会前に、試合やトレーニング、ミーティングや食事など、現地での細かなスケジュールを作りますが、それと並んで重要な準備のひとつに、テーマやスローガンの設定があります。

 先月出場したカナダ・カルガリーでの世界選手権のテーマは、「グレートな思い出を作る」でした。

 大会前のミーティングで、JD(ジェームス・ダグラス・リンド)コーチが「勝つために戦うのではなく、チームFujisawaらしい試合をしよう。ロコ・ソラーレらしい前向きな態度と表情と言葉で、何があっても支え合う試合をしよう」と提案してくれて、そうしたら(鈴木)夕湖ちゃんが「じゃあ、グレートな思い出作りだね」と彼女らしい言葉選びで最適なテーマを文字にしてくれました。

 私たちの第二の故郷であり、カナダでのホームタウンであるカルガリーでの世界選手権はやはりすばらしいもので、愛にあふれたファンと才能豊かな世界中の選手に囲まれて戦った15試合は、12年間プレーしていて、最もロコらしい大会であり、目標は達成できたと満足しています。

 結果は4位でしたが、現地では街でも空港でも本当にたくさんの方に「おめでとう。いい試合をありがとう」と声をかけていただきました。

 4位という成績に対して「メダルを逃した」というイメージを持つ人も多いかもしれません。でも、大会が終わってから、あまりにもたくさんの「コングラッチュレーション」をもらって、チーム内でも「世界で4位ってすごいことだよね」という話になりました。今後、4位を勝ち取った人に出会ったら、私もそう声をかけようと決めました。

 みなさま、グレートな思い出をありがとうございました。

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