【木村和久連載】アマチュアゴルファー、我が道をゆく――年齢と時代によるスタイルの変化 (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

(4)ひとりの時代へ
『1人予約ランド』(バリューゴルフ)ができて、はや12年。今や、その予約システムが評価され、他社も追随することとなりました。

 大手では、『楽天GORA』や『PGM』が独自の"ひとり予約システム"を構築して、お客さんの取り込みに熱心です。

 従来、ゴルフは1組予約して、みんなで行くものと相場が決まっていました。けど、1組集めることがいかに難しいか。バブル崩壊後、ふたりでプレーできる2サムがもてはやされましたが、今はそれも面倒くさくなり、ひとりの時代へ。

 人類はインターネットが発明されてから、ひとりでも十分生活できるようになりました。リモート会議、宅配便、デリバリー、銀行振込み......で、不自由なく社会生活も営むことができます。

 だから、ひとりゴルフがもてはやされるのは、当然の帰結です。プレーが始まってしまえば、あとは自分との戦いですから。

 私のなかで突然湧いてきた、新しい試みのゴルフ人生。どうなるか、お楽しみのほどを。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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