【木村和久連載】アマチュアゴルファー、我が道をゆく――年齢と時代によるスタイルの変化

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 とはいえ、2025年問題はゴルフ界にも多大な影響を及ぼすことでしょう。後期高齢者となる「団塊の世代」が一気に引退し、ゴルフ人口は確実に減ると思われます。

 そこで、手っ取り早くゴルフ人口を増やすことを考えるなら、女性の参加です。クラブバスを運行すれば、女性もより行きやすくなると思うんですけどね......。

 免許を返納し始める「団塊の世代」の方々も、クラブバスがあって電車を利用して行けるとなれば、ゴルフを継続する人が結構いるのではないでしょうか。

 日本のゴルフ界のためにも、採算を度外視してクラブバス導入を考える倶楽部が増えていくことを期待しています。

(3)多様性を認めるか
 現在、私は高反発ドライバーを使用していますが、もしどこぞの倶楽部メンバーになって、コンペや競技に参加するようになったら、当然ルール適合の低反発クラブを使用することになります。

 和気あいあいとしたラウンドでも、高反発クラブを使っていると、風当りが強いです。「いいなぁ~、僕も使ってみたい」と言う方は皆無。だいたい「インチキだ!」とか「ルール違反だ!」とか、突っ込みの嵐になることが多いです。

 実際、通常のクラブより10ヤードぐらいは飛びますからね。

 でも、190ヤードの飛距離が200ヤード程度になっただけなので、若者とのラウンドでは相変わらず置いてきぼりにされます。250ヤードぐらい飛ぶならインチキでしょうが、200ヤードそこそこの飛距離で文句を言われるのはどうかと思います。

 結局、日本人は真面目なのでしょう。表向きは多様性を求めながら、人と違ったことをしたり、ちょっとでも変だったりすると、認めてくれない風潮があります。そもそもメンバーでもないのに、ジャケットを着用させる倶楽部の多いこと......。

 ゴルフは何だかんだ言って、いまだ保守的です。

 ゴルフクラブにしても、新素材クラブが人気となれば革新的に見えますが、単にPGAツアーの人気選手が使用しているから売れるだけ。ブランド化が顕著です。

 その人気のクラブをコースに持っていって、「どうですか、今度のは?」「なかなかいいですよ」と会話するのが、アマチュアゴルフ界のメインストリームになっているんですな。

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