【木村和久連載】アマチュアゴルファー、我が道をゆく――年齢と時代によるスタイルの変化 (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 実は、密かに人生最後の倶楽部ライフに挑戦しようと画策中です。というのも、残された人生はせいぜい15年ぐらいかな、と。「だったら、好きなことをやろう」と思ったのです。

 さらに、シニアになってからゴルフの戦略が変わり、"刻みゴルフ"がどれぐらい通用するのか、試したい気持ちもあります。

 どこかの倶楽部の「友の会」に入るか、あるいはお値頃の倶楽部に入ってハンデキャップをとるか。年内には動き出したいと思っています。

 このプロジェクトの話は、また別の機会に報告します。

 私は今、ラウンドに誘われるのを待っているのも所在ないし、自ら1組予約してセッティングするのも面倒くさい、といった現状。ならば、『ひとり予約』か、倶楽部&「友の会」に入ってラウンドしようかな、と思っているわけです。

 結局のところ、ゴルフをやりたいのは自分を試したいからで、それは技術面と体力面の両方を確認したいのです。

(2)電車利用
 次に、頻繁に行くコースがあったり、どこぞの倶楽部とか「友の会」に入って通うようになったりすれば、電車で行けるコースがいいと思っています。それは、歳をとって体力も劣ってきているので、自宅とコースの往復で車を運転するのがしんどいからです。

 そもそも家の近くにあるコースは、プレー代が高くて常日頃から行けませんからね。自ずと、やや遠いコースでのラウンドになります。

 ここ数年、電車移動のゴルフの集まりによく参加しています。こうした"電車派"の集まりでは、朝からお酒を飲んでいる人が多いです。もちろん、昼休みも飲んでいますし、ゴルフを終えたあとに二次会を開催するのがほとんど。車を運転しないから、できることです。

 また"電車派"の特徴は、女性参加者が多いこと。やはり、女性ひとりで車を運転してゴルフに参加するのは、経済的&体力的負担が大きいのではないでしょうか。

 そうしたなか、業界としては女性のゴルフ進出を後押ししているようですが、「まだまだ」と言わざるを得ません。近くに駅がありながら、クラブバスを出していないコースが結構ありますからね。

 それは、クラブバスを出さなくても、そこそこお客さんが集まっているからです。倶楽部側としても、クラブバスを運行させるとなると、バス購入代、人件費、燃料代など出費がかさむ、と言いたいのでしょう。

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