2018.10.04

【木村和久連載】死んでも
「シニアティー」からは打たないぞ!

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第174回

 なんとまあ、勇ましいタイトルですなぁ。

 人間は老いてくると、視力が衰え、尿漏れが頻繁になり、ドライバーの飛距離が落ちていきます。そこで、老眼鏡を『ハズキルーペ』に変え、尿漏れは尿漏れシートで吸収し、ゴルフもジジイが打つ「シニアティーから打たざるを得ないなぁ……」と嘆きます。

 というわけで、今回はシニアティーを中心に、ゴルフ場のティーグラウンドの話をしたいと思います。

 最近のゴルフ場は、多様性の時代だからか、さまざまなレベルに合わせてティーグラウンドを設けています。一番長いティーグラウンドは、チャンピオンティー、もしくはブラックティーで、プロツアーやクラブチャンピオンを決めるときなどに使用します。

 次いで、月例などハンデ戦の競技会やメンバーがプレーする際には、ブルーティーを使用する場合が多いかな。ビジターで訪れて打つのは、おおよそレギュラーティー、もしくはホワイトティーとなります。

 さらに、女子にはレディースティー、シニアにはシニアティーがあったりして、数えたらきりがありません。

 たくさんあるティーグラウンドですが、実は併用していることが多いです。要するに、そんなに多くはティーグラウンドを作れないから、レディースティーとシニアティーを同じティーグラウンドにするとかですね。

 そもそも、30年ぐらい前のゴルフ場には、基本「バックティー」と「レギュラーティー」の、ふたつのティーグラウンドしかありませんでした。その後、バブル景気がやってきて、外国人設計家がコースを作り始め、レディースティーを大量にこしらえたのです。

 アメリカのコース設計においては、老若男女あらゆる層にラウンドしてほしいからと、もともとティーグラウンドを4つぐらい作るのが一般的。その考えのもと、日本でもティーグラウンドを増産したんですね。