復帰した松山英樹。マスターズを前に
「身体とゴルフ」の現状を明かす (4ページ目)
ただ、上位で戦うという意味では、今のゴルフでは話にならない。また、ケガをする前にいい感じでつかみかけていたことも完全に忘れてしまったので、もう一度、そこら辺をうまくアプローチしていったら(ショットが)よくなるのか、考えてやっていきたい。
次週のマッチプレー(WGC デルテクノロジーズ・マッチプレー。3月21日~25日/テキサス州)に向けて、今はまだ何をやったらいいのか見当がつかないけど、その先のマスターズのことも踏まえて、球数もそんなに打てない中で何をしないといけないのか、きちんと考えて調整していきたい。
マッチプレーではマッチプレーと考えないで、マスターズのためにプレーをしたい。3日間勝てたら、3日間をストロークプレーだと思ってやろうと思っています。昨年もこの時期、すごく(調子が)悪かった。今年はゴルフをやっていない分、比較はできないですけど、今の状態からは(調子を)上げられることしかない。しっかりとスイングをがんばっていきたい」
復帰戦で4日間を戦い終えた松山の姿を見て、多くのファンもまずはホッと胸をなで下ろしたことだろう。あと、気になるのは注目のマスターズでどれだけのプレーができるのか。
ウッズをはじめ、フィル・ミケルソン(アメリカ)、バッバ・ワトソン(アメリカ)らベテラン勢が復調し、ジャスティン・トーマス(アメリカ)、ジョーダン・スピース(アメリカ)、ジョン・ラーム(スペイン)ら"ヤングガン"の勢いも増すばかり。さらに、ダスティン・ジョンソン(アメリカ)、リッキー・ファウラー(アメリカ)、デイ、そして今大会優勝したロリー・マキロイ(北アイルランド)ら中堅どころの調子も上がっている。
豪華なタレントがそろい、例年以上に盛り上がりそうなマスターズ。その上位争いの中に松山の名前があることを、我々はもちろん、日本の多くのファンが望んでいる。
4 / 4