2018.03.22

【木村和久連載】大雨、暴風…。
「悪い条件」でのゴルフに人生を学ぶ

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第147回

 日本人選手の活躍もあり、大いに盛り上がった平昌五輪ですが、スキージャンプ競技では、気まぐれな風のコンディションによる影響もあってか、実力がありながら不本意な結果に終わった方が結構おられたようです。

 前後の風であれば、スタート位置をずらすなどの処置によって差がつかないように調整できますが、選手が横からの風で煽(あお)られる場面もあって、見ているほうがヒヤッとしました。

 このイマイチの条件に対して、どうのこうの言う気はありません。勝負は「時の運」とも言われているので、ある程度、与えられたコンディションを受け入れるしかないと思います。

 それよりも、この悪条件をゴルフに当てはめてみると、どうなんだろう……。そんなことを思って、いろいろと書いていきたいと思います。

 ゴルフの試合における、厳しいコンディションを考えてみましょう。やはり、多いのは雨や風になりますが、これらについてクレームが起きた話はほとんど聞きません。

 例えば、200ヤードくらいのショートホール。強風の中でプレーした場合、初日は強いフォローの風で、7、8番のアイアンで打ってもグリーンに乗った。けど翌日は、逆に強いアゲンストの風で、ドライバーで打っても届かなかった。こんなエピソードはよく聞きます。

 昨年、沖縄で行なわれた日本男子ツアー『HEIWA×PGM CHAMPIONSHIP』でも、会場となるPGMゴルフリゾート沖縄のショートホールで、似たようなことが起こっていました。

 でも、プレーヤーにとって条件は一緒ですから。風に対して、クレームを出すことはありません。これぞ、自然との戦い、なわけです。