ラスト1枠は大山か宮里か渡邉か。
五輪出場をかけて全米女子OPで激突 (3ページ目)
それだけに、今大会に向けてはできる限り平常心で臨むようにと務めていた。宮里が語る。
「メジャーは、どれだけ平常心でプレーできるかが重要。あまり(メジャーということを)意識しないでやりたい」
今季は「五輪出場」を目標に掲げてきた宮里。ここ数カ月はその話題をあえて遠ざけてきたが、最後の"大一番"を前にして、もはやジタバタすることはない。やや開き直って、こう決意表明した。
「もう何もできない。自分ががんばることしかできないので、考えすぎずにやっていこうと思う」
ショートゲームの精度が増した渡邉彩香。逆転での五輪切符を狙う 現在のランキングでは、大山、宮里に続く存在だが、五輪出場にかける思いは彼女たちにも負けていないのが、渡邉だ。土壇場での逆転五輪切符獲得へ、凄まじい闘志を見せている。
実際、そのチャンスはある。そして渡邉自身、その手応えを感じている。自慢の飛距離を武器にして、難コースを前にしてもまったく怯(ひる)むことがないのだ。
「(危険な)フェアウェーバンカーも超えていけるので、十分に戦えると思う」
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