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ネイマールは年俸237億円! 「サウジマネー」を求めた現役バリバリのスター選手たちは誰がどのチームにいるのか (4ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

【今冬の移籍マーケットでもサウジ移籍は加速】

 そのほか、4クラブ以外を移籍先に選んだヨーロッパ組を挙げると、イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソン(リバプール→アル・イテファク/33歳)、オランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥム(パリ・サンジェルマン→アル・イテファク/32歳)、元フランスU-21代表FWムサ・デンベレ(リヨン→アル・イテファク/27歳)、ベルギー代表FWヤニック・カラスコ(アトレティコ・マドリード→アル・シャバブ/30歳)、セネガル代表FWアビブ・ディアロ(ストラスブール→アル・シャバブ/28歳)、カメルーン代表FWカール・トコ・エカンビ(リヨン→アブハ/31歳)、そしてかつて京都でプレーしたこともあるブラジル人DFアンドレイ・ジロット(ナント→アル・タアウン/31歳)と、枚挙にいとまがない。

 ちなみに、SPLで最高年俸とされているのはアル・ナスルのクリスティアーノ・ロナウドで、実に推定2億ユーロ(約316億円)。続いて高額なのが、今夏に2年契約をかわしたネイマールで推定1億5000万ユーロ(約237億円)。3年契約のベンゼマと4年契約のカンテも推定年俸1億ユーロ(約158億円)と言われており、SPLは移籍金以上に人件費にも多額の資金を投資していることがわかる。

 これだけの年俸を手にできるとなれば、今後の人生を見据えてトッププレーヤーたちがサウジアラビアに流入するのもうなずける。サウジアラビア政府がスポーツに投資を続けるかぎり、おそらくこの流れは誰にも止められそうにない。

 果たして、冬の移籍マーケットでは誰がサウジアラビア行きを決めるのか。今後の動向から目が離せない。

著者プロフィール

  • 中山 淳

    中山 淳 (なかやま・あつし)

    1970年生まれ、山梨県出身。月刊「ワールドサッカーグラフィック」誌編集部勤務、同誌編集長を経て独立。スポーツ関連の出版物やデジタルコンテンツの企画制作を行なうほか、サッカーおよびスポーツメディアに執筆。サッカー中継の解説、サッカー関連番組にも出演する。近著『Jリーグを使ってみませんか? 地域に笑顔を増やす驚きの活動例』(ベースボール・マガジン社)

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