レアル・マドリードの見事なゴールのカラクリとは? バルセロナを崩したモドリッチ&ベンセマのコンビネーション
Question
ルカ・モドリッチの進入からレアル・マドリードはどのように相手を崩したか?
スペイン国王杯(コパ・デル・レイ)準決勝の第2戦、バルセロナ対レアル・マドリードが行なわれ、レアル・マドリードが4-0で勝利し、トータルスコア4-1で決勝へ進出した。
第1戦を0-1で落としてアウェーのカンプ・ノウへ乗り込んだレアル・マドリードだったが、立ち上がりからバルセロナがハイプレスで襲いかかり、ペースを握られる。しかし、その時間帯をしのぐと、前半アディショナルタイム1分にヴィニシウス・ジュニオールの得点で先制。1-0で前半を折り返す。
後半に入るとカリム・ベンゼマが爆発する。50分に追加点を奪うと、58分にPKで3点目。そして81分にカウンターから4点目を決めてハットトリックを達成。4-0での圧勝となった。
今回は、レアル・マドリードの2点目のシーンを取り上げる。
50分、クリアボールをレアル・マドリードが回収し、右サイドでエデル・ミリトン、ルカ・モドリッチとつなぐ。すると一瞬、バルセロナの寄せが甘くなり、フリーになったモドリッチがドリブルで中へ進入した。
モドリッチが中へ入った次の瞬間、レアル・マドリードはどのようにバルセロナを崩したかこの記事に関連する写真を見る 次の場面で、レアル・マドリードはどのようにしてバルセロナを崩していったか、というのがQuestionである。
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プロフィール
篠 幸彦 (しの・ゆきひこ)
1984年、東京都生まれ。編集プロダクションを経て、実用系出版社に勤務。技術論や対談集、サッカービジネスといった多彩なスポーツ系の書籍編集を担当。2011年よりフリーランスとなり、サッカー専門誌、WEB媒体への寄稿や多数の単行本の構成を担当。著書には『長友佑都の折れないこころ』(ぱる出版)、『100問の"実戦ドリル"でサッカーiQが高まる』『高校サッカーは頭脳が9割』『弱小校のチカラを引き出す』(東邦出版)がある。