マンチェスター・シティがやっぱり強い。アーセナルを倒したゴールシーンの完璧な崩しに注目

  • 篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko
  • 西村知己●イラスト illustration by Nishimura Tomoki

サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~

Question 
マンチェスター・シティがボール奪取した場面で、なぜギュンドアンはフリーになったか?

 プレミアリーグ第12節、アーセナル対マンチェスター・シティが行なわれ、3-1でアウェーのマンチェスター・シティが勝利。これで1試合消化が多いものの、勝ち点51でアーセナルに並び、得失点差で上回っていることで暫定ながら首位に立った。

 前半の立ち上がりからホームのアーセナルが高いポゼッションで主導権を握っていた。しかし、24分に冨安健洋のパスミスを狙ったケビン・デ・ブライネが技ありシュートでマンチェスター・シティが先制に成功。

 42分にブカヨ・サカのPKで追いつかれるも、後半に入って72分にジャック・グリーリッシュの得点で再びリードすると、82分にアーリング・ハーランドがダメ押しの3点目を決めて、3-1の勝利となった。

 今回は、マンチェスター・シティの3点目のシーンを取り上げる。

 82分、アーセナルのビルドアップを高い位置で奪ったマンチェスター・シティは、ベルナルド・シウバからロドリへとパスをつなぐ。

ボールを奪った直後のマンチェスター・シティ。なぜギュンドアンは中央でフリーになれたかボールを奪った直後のマンチェスター・シティ。なぜギュンドアンは中央でフリーになれたかこの記事に関連する写真を見る 次の瞬間、中央でフリーになったイルカイ・ギュンドアンに対してアーセナルは対応できなくなる。それはなぜか、というのがQuestionである。

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