プレミアリーグ3位のニューカッスルがリーグカップでは決勝進出。3人の見事な連係が生んだゴールシーンに注目
Question
ニューカッスルは中央から右サイドへボールを運び、どのようにして相手を崩したか?
カラバオカップ準決勝・第2戦、ニューカッスル対サウサンプトンが行なわれ、2-1でニューカッスルが勝利。トータルスコア3-1で47年ぶりのリーグカップ決勝進出となった。
序盤から、ニューカッスルが攻守に高い連携と強度を見せて序盤から主導権を握ると、前半5分にショーン・ロングスタッフがあっさりと先制に成功。これで勢いに乗ると21分に再びロングスタッフが加点し、リードを2点に広げる。しかし、29分にパスミスから1点を返され、前半を2-1で折り返す。
後半に入り、サウサンプトンも攻勢をかける。ニューカッスルは82分にブルーノ・ギマランイスが1発退場となって1人少なくなりながらもリードを守り、2戦トータル3-1で決勝進出を決めた。
今回は、ニューカッスルの先制シーンを取り上げる。
前半5分、中盤でボールを奪ったB・ギマランイスが左サイドから中央のロングスタッフにつないだ。
ロングスタッフが右サイドへとボールを運ぶと、右サイドバックのキーラン・トリッピアーがオーバーラップで上がってくる。
中央から右サイドへボールを展開しようとするニューカッスル。このあと相手をどう崩したかこの記事に関連する写真を見る 次の瞬間、ニューカッスルはどのようにして崩していったか、というのがQuestionである。
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プロフィール
篠 幸彦 (しの・ゆきひこ)
1984年、東京都生まれ。編集プロダクションを経て、実用系出版社に勤務。技術論や対談集、サッカービジネスといった多彩なスポーツ系の書籍編集を担当。2011年よりフリーランスとなり、サッカー専門誌、WEB媒体への寄稿や多数の単行本の構成を担当。著書には『長友佑都の折れないこころ』(ぱる出版)、『100問の"実戦ドリル"でサッカーiQが高まる』『高校サッカーは頭脳が9割』『弱小校のチカラを引き出す』(東邦出版)がある。