アーセナルが復調。「同じ絵」が描けていた連係でエースも復活 (2ページ目)
◆超先鋭的。アーセナルのアルテタ監督の難解な戦術を読み解いてみた>>
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サイドバックを釣り出し、スペースに走り込んだオーバメヤンが突破
左サイドにポジションを取ったスミス=ロウが、斜めに下りて相手のライン間に入り、ガブリエウからの縦パスを呼び込んだところで、アーセナルの攻撃のスイッチが入った。
スミス=ロウが空けたサイドのスペースにオーバメヤンが入り、そこにボールを入れる。エースが得意のカットインシュートを決めた リーズの守備は、マンツーマンが原則だ。この時もスミス=ロウの動き出しに右サイドバックのジェイミー・シャクルトンはピタリとついていった。これにより、サイドにスペースが生まれた。
同じタイミングで裏に動き出していたピエール=エメリク・オーバメヤンは、すぐに空いたスペースにポジションを取る。ガブリエウのパスをスミス=ロウがグラニト・ジャカに落とすと、それをワンタッチでオーバメヤンの足元へ。
これが描いた絵だったのだろう。オーバメヤンは前を向いてボールをキープ。対応するリーズのルーク・アイリングは、中央を空けられず深追いできなかった。
すると最も得意とする形ができあがっていた。オーバメヤンはドリブルでペナルティーエリアに入ると、鋭いシザーズをかけてカットイン。すかさずアイリングとリアム・クーパーの間を抜くシュートでフィニッシュ。
スミス=ロウがボールを引き出し、スペースを空け、エースに最高の形をプレゼントした。この得点を皮切りに、オーバメヤンはアーセナルでの初のハットトリックを記録。連敗脱出だけでなく、エースに復調のきっかけをつくるシーンとなった。
◆【動画】プレミアリーグ アーセナルvsレスター ハイライト
(オーバメヤンの先制点は0分24秒〜57秒)
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