2021.02.22

アーセナルが復調。「同じ絵」が描けていた連係でエースも復活

  • 篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko
  • 西村知己●イラスト illustration by Nishimura Tomoki

サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~

Question
スミス=ロウの動きからアーセナルはどう崩したか?

 ミケル・アルテタ体制2年目となった今季のアーセナルは、一時公式戦4試合で勝ち星なし(そのうち3敗)と不振にあえいでいた。そして迎えた第15節、チェルシーとのビッグロンドンダービーで、アルテタは若手起用に舵を切った。

 その起用に応えたのがエミル・スミス=ロウだ。それまでアーセナルの攻撃が停滞気味だったところ、トップ下のスミス=ロウが巧みにボールを引き出し、リズムを生み出した。チェルシーに3-1で快勝すると、それをきっかけに公式戦4連勝と波に乗った。

 しかし、2月に入って連敗。第24節は直近4試合で3勝と好調のリーズと対戦した。この試合をアーセナルは4-2で勝利し、悪い流れを断ち切ることに成功した。そのゴールラッシュのきっかけを演出したのも、スミス=ロウだった。

左前から斜めに下りてきたスミス=ロウ。ここからアーセナルはどう崩したか左前から斜めに下りてきたスミス=ロウ。ここからアーセナルはどう崩したか  前半13分のプレーだ。センターバックのガブリエウが持ち上がり、ハーフウェイラインを越えようというタイミングで、前方左サイドのスミス=ロウがボールを受けに下りてきた。

 次の瞬間、アーセナルはどのようにしてリーズの守備を崩したか?