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エムバペも値崩れ候補。
コロナで大荒れの欧州サッカー移籍市場 (2ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO


 たとえば、今回のコロナ危機によって世界全体のマーケット規模が約9億ユーロ(約1045億円)の縮小を強いられると試算したのは、選手の市場価格を掲載するウェブサイト『transfermarkt』だ。1998年以降に生まれた21、22歳以下の選手の価値が10%ダウンし、1998年以前に生まれた22、23歳以上の選手の価値が20%ダウンすると一律で予測して、この金額をはじき出した。

 その結果、今回の危機の前と後では、選手の市場価値ランキングも変動している。

 上位の顔ぶれを見てみると、1998年生まれの1位キリアン・エムバペ(パリ・サンジェルマン)の市場価値は、危機前の2億ユーロ(約232億円)から10%ダウンして現在は1億8000万ユーロ(約209億円)。1992年生まれの2位ネイマール(パリ・サンジェルマン)は1億6000万ユーロ(約185億円)から20%ダウンして1億2800万ユーロ(約148億円)。同じく1994年生まれのラヒーム・スターリング(マンチェスター・シティ)も1億6000万ユーロから1億2800万ユーロに下落した。

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