エムバペも値崩れ候補。コロナで大荒れの欧州サッカー移籍市場
新型コロナウイルスの影響により、あらゆるサッカー活動が休止状態にあるヨーロッパのサッカー界。現在はスタジアム収入をはじめ、クラブの大きな収入源となるはずの放送配信権収入の行方さえも不透明で、目の前に迫る財政危機を乗り越えるべく、各クラブは選手やコーチングスタッフとの減給交渉を続けている。
市場価値が最も高いと評価されているキリアン・エムバペ そして、そんな状況下で大きな話題となっているのが、今シーズン終了後の移籍マーケットで起こりうる異変だ。
近年、夏の移籍マーケットは100億円以上の移籍金が飛び交うことも珍しくなく、マーケットの規模は膨らむ一方だった。ところが、必要以上の大金が動くマーケットの現状を危惧するFIFA(国際サッカー連盟)がその傾向に歯止めをかけるべく対策を講じ始めた矢先、かつてサッカー界が経験したことのない未曾有の経済危機が到来した。
果たして、今夏の移籍マーケットではどんな事態が起こりうるのか。ヨーロッパでは、早くもその議論が始まっている。
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