サッカー界の「ドラ1」12人 高校、ユース、大学からいきなり欧州組になる注目選手も (6ページ目)
舩橋京汰 photo by Tsuchiya Masashiこの記事に関連する写真を見る舩橋京汰(ジュビロ磐田U-18→愛媛FC)
FW/2005年7月31日生まれ/177cm、69kg
昨シーズンの前半戦は、抜群のスピードと運動量を生かした攻守の献身性を評価されてのスタメン起用が多かったものの、後半戦から一気に得点感覚を開花させ、最終的にはプレミアリーグWESTで10得点を記録。勢いそのままに今シーズンのリーグ戦でも既に二桁得点をマークしており、年代有数のストライカーへと成長を遂げた。
注目の進路は「今の自分ならプロでやっていける自信はある」と大学進学ではなく、愛媛FCへの加入を決断。来季からはプロの世界へと飛び込む。
郡司璃来 photo by Morita Masayoshiこの記事に関連する写真を見る郡司璃来(市立船橋高校→清水エスパルス)
FW/2005年8月3日生まれ/176cm、72kg
名門校で1年目から定位置を掴む実力は伊達ではない。武器は俊足を駆使したプレー。相手DFと巧みに駆け引きをして背後へ抜け出すと、柔らかいタッチを生かしたドリブルで一気にゴール前まで持ち込む。高校3年間でフィニッシュワークも大きく成長。
「試合に出ている以上は絶対に点を決めきらないといけない」と話す郡司はこう続ける。「1、2年生の時はGKを見ずに思いきり足を振っていたけど、今はゴール前で落ち着けて、GKまで見えている」。今季はU-18年代最高峰のプレミアリーグEASTで12得点(10/25現在)をマーク。高体連屈指の点取り屋としてプロの世界に乗り込む。
著者プロフィール
飯嶋玲子 (いいじま・れいこ)
出版社で7年間編集を勤めたのちフリーライター/カメラマンとなり、1990年代半ばから大学サッカーをフィールドワークとして精力的に取材。1995年から2019年まで、13大会にわたり"大学生のオリンピック"ユニバーシード大会を訪れ、日本の6度にわたる優勝を目撃している。
土屋雅史 (つちや・まさし)
1979年生まれ。群馬県出身。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。近著に「高校サッカー 新時代を戦う監督たち」(東洋館出版)
森田将義 (もりた・まさよし)
1985年、京都府生まれ。10代の頃から、在阪のテレビ局でリサーチとして活動。2011年からフリーライターとしてU-18を主に育成年代のサッカーを取材し、サッカー専門誌、WEB媒体への寄稿を行なう。
◆【写真】高校サッカーインターハイ2023注目選手14人
6 / 6