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J1クラブ別「歴代最高のストライカー」は誰だ?【西日本10チーム編】 (4ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

 J1の名古屋に所属していた津田が徳島にレンタル移籍したのは2010年のこと。すると、初年度から16ゴールをマークしてそのシーズンのJ2得点ランキングの2位タイとなり、翌2011年もレンタル期間を延長してプレー。3年目に完全移籍を果たした。

 そして2013年には14ゴールを記録するなど、クラブ史上初となるJ1昇格の原動力となる。残念ながらJ1ではノーゴールに終わったが、歴代ベストにふさわしい。

★アビスパ福岡「城後寿」

 アビスパ福岡で通算得点ランキングの上位に顔を出す日本人は、城後寿、石津大介、大久保哲哉、田中佑昌、山下芳輝らだ。このなかで歴代ベストを選ぶとなると、やはり在籍17年目を迎えたバンディエラ、城後寿をおいてほかにいない。

 地元・福岡県出身の城後は2005年に国見高校から入団。J1に参戦した2年目にJリーグデビューを果たし、4ゴールを記録。以降、2012年にキャリアハイの12ゴールを記録したほか、毎年コンスタントにゴールを重ね、昨シーズンまでに83ゴールを量産している。今シーズンはまだリーグ戦でのゴールはないが、途中出場で存在感を放っている。

 典型的なストライカーではないが、縦横無尽に前線を動き回るスタイルは今も健在。地元福岡ひと筋でプレーしていることも含め、クラブを代表するFWと言えるだろう。

◆佐藤寿人にあった幻の移籍話。「家族以外、誰にも言っていない」>>

★サガン鳥栖「豊田陽平」

 サガン鳥栖のベストストライカーは、おそらく誰に聞いても豊田陽平になるはずだ。

 2010年に京都から加入した豊田は、初年度にリーグ戦13ゴールをマークし、2年目に23ゴールを決めてJ2得点王に輝くなど、クラブ史上初となるJ1昇格に貢献。J1でも5年連続でふたケタ得点をマークするなど、国内を代表するストライカーとして脚光を浴びた。飛行機のように両腕を広げるゴールセレブレーションは、トレードマークにもなった。

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