まんまとハメられた浦和レッズ。
戦術家の策に敗れ、レアル戦は夢に... (4ページ目)
ヨーロッパでその名を知られる戦術のエキスパートにとって、浦和対策を講じることは、さほど難しいことではなかったに違いない。
MF遠藤航も「(J1終盤の)横浜F・マリノス戦や、川崎フロンターレ戦もそうだったと思うが、先制されたときに、どうやって前にパワーをかけるかというところは課題かもしれない」と語っていたが、アジア制覇という快挙の陰で、浦和の課題はすでに浮き彫りになっていた。事前にこれだけはっきりと、長所と短所を明かしてしまっていたのでは、してやられるのも当然だった。
浦和はアルジャジーラが用意したシナリオに沿って敵役を演じ、シナリオに沿って敗れた。残念だが、それなりの確率で起こりうる、想定内の結果だったと認めざるを得ない。
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