J1に帰還する「2人のレジェンド」。
札幌・小野伸二と稲本潤一の今 (4ページ目)
札幌のふたりのレジェンドも、「自分らしくプレーし、チームに貢献するために」と、完璧なコンディションでの復帰を目指している。四方田修平監督も「状態さえ戻れば、(J1でも)通用するはず」と期待を寄せ、チームのもうひとりの重鎮である河合竜二も「シンジの技術とアイデア、イナのロングフィードとボール奪取力は、間違いなくJ1でも一級品」と太鼓判を押す。
チームが5年ぶりにJ1の戦いに臨む今季、奇しくも放映権料の大幅な増額というポジティブな状況が訪れている。英国発のテクノロジーの黒船、『DAZN』(パフォーム・グループ)が、Jリーグと10年2100億円という巨額の放映契約を締結した今こそ、この状況を加速させる「英雄(ヒーロー)」が必要だと、僕は思う。
小野と稲本が最高のコンディションでピッチに立つ──。そうなれば、新シーズンのJ1には、お金を払ってでも観るべき選手がふたり増えることになる。
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