谷口彰悟がオーストラリア戦のオウンゴールを語る「失点直後は、その重大さ、その責任に襲われた」 (6ページ目)
【チームメイトに救ってもらった】
オーストラリア戦は、76分に追いつき、1-1で引き分けた。ここで負けるのと、引き分けるのでは、今後に大きく影響する。グループのライバルであるオーストラリアに勝ち点差を与えなかった結果は、ポジティブだったと思っているし、本当にチームメイトに救ってもらったと思っている。
11月15日のインドネシア戦を終えると、ワールドカップ最終予選も2巡目に突入する。相手はより対策を練り、戦い方を工夫してくることも予想されるため、その対策を上回れるチームであり、個でなければいけない。
自分自身も、ミスにより引き分けた結果に対する責任と向き合いつつ、センターバックというポジションに誇りを持ち続けながら、自分のプレースタイルを見失うことなく戦っていきたい。
◆第26回につづく>>
【profile】
谷口彰悟(たにぐち・しょうご)
1991年7月15日生まれ、熊本県熊本市出身。大津高→筑波大を経て2014年に川崎フロンターレに正式入団。高い守備能力でスタメンを奪取し、4度のリーグ優勝に貢献する。Jリーグベストイレブンにも4度選出。2015年6月のイラク戦で日本代表デビュー。カタールW杯スペイン戦では日本代表選手・最年長31歳139日でW杯初出場を果たす。2023年からカタールのアル・ラーヤンSCでプレーしたのち、2024年7月にベルギーのシント・トロイデンに完全移籍する。ポジション=DF。身長183cm、体重75kg。
著者プロフィール
原田大輔 (はらだ・だいすけ)
スポーツライター。1977年生まれ、東京都出身。サッカー専門誌『ワールドサッカーグラフィック』の編集長を務めたのち独立。Jリーグを中心に取材し、各クラブのオフィシャルメディアにも寄稿している。主な著書に『愛されて、勝つ 川崎フロンターレ「365日まちクラブ」の作り方』(小学館クリエイティブ)など。
【写真】谷口彰悟のポジションは?サッカー日本代表「識者が考察した」アジア最終予選のベスト布陣
6 / 6