「度胸試しなら負けないぞ」U-24日本代表の選手たちは東京五輪で何を語ったか (5ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • 早草紀子●撮影 photo by Hayakusa Noriko

 結果は4-0。期待を上回る圧勝だった。

「これから本当に総力戦になっていくなかで、いい戦い方ができた」(吉田)

 この試合では、過去2戦をケガでメンバー外となっていた冨安健洋が初先発初出場。

「不安のほうが大きかった。最初の何プレーか怖さもあったが、そこを乗り越えることができた」(冨安)

 大量リードもあり、これまで出場機会がなかった選手に出番を与えることもできた。

「失点もなくいけたので、全体的にはよかった。(初出場で)緊張感も多少あったが、自分のプレーを出してやるという気持ちが強かった」(橋岡大樹)

「橋岡とかが(ベンチから)ずっと声を出して鼓舞したりして、全員がチームに関わっている。その行動で絆が高まっていると感じる。このチームでたくさんサッカーがしたい」(相馬)

 出場全16カ国の中で、3連勝でのグループリーグ突破は日本だけ。勝ち点9に加え、総得点7、総失点1という文句なしの数字を残し、頂点を目指す開催国は悠々と決勝トーナメントへ駒を進めた。

(つづく)

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