ついに香川真司が自信マンマンだ。
「僕は責任感を持ってやってきた」 (3ページ目)
この4年間、香川にとっては日本代表こそが大きなモチベーションだった。だからこそ昨年11月、代表の欧州遠征メンバーに選ばれなかったことも、小さな問題ではなかったのだろう。
W杯直前のオーストリア合宿では、23人に入った安堵感もあるのか、終始、笑顔で落ち着いていた。香川という選手は、不思議なくらい見た目とプレーが連動している。楽しそうに見えるときは状態がよく、プレーも生き生きとしてくるのだ。
コロンビア戦の前日には、10番を背負うこと、そして相手の10番がハメス・ロドリゲスであることについて聞かれ、このように答えている。
「別に背番号に関しては気にしてないというか、そこに過大なものを僕自身は求めてないので。ただ、責任感は持ってやってきたので、そのスタイルは変わらないです。むしろそこに誇りを感じてやっているので、それを信じてやっていくだけかな。相手はコロンビアでもハメスでもない。僕自身であり、そこに目を向ける必要があるんじゃないかと思います」
いまの香川の自信が、そうやって自分を見つめたうえで生まれたものだとすると、ちょっとやそっとのことでは、揺らぐことはないのではないだろうか。
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