2018.06.22

コロンビア選手に聞く日本戦。
「15番のアタッカーの質が高かった」

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki 藤田真郷●写真 photo by Fujita Masato

「(開始3分で)10人になってしまったことで、我々コロンビアには苦しい展開になった。その後、よく挽回して同点に追いついたと思う。できるだけのことをやったが、後半は10人で戦ったことが体力的にも響いた。もし11人対11人のままだったら、違う展開になっていただろうけど……」

 ロシアW杯初戦で日本に金星を献上したコロンビアのFWホセ・イスキエルドは、神妙な顔つきでそう語った。

 そこに、コロンビア人記者たちが矢継ぎ早に質問をかぶせた。

――5000万人のコロンビア国民が、この結果に大変なショックを受けています。私たちは立ち直ることができるのでしょうか?

「真っ先に頭を上げ、胸を張って戦わなければならないのは我々選手だ。グループリーグはまだ2試合残っているわけで、自分たちはこれまでも苦しいシチュエーションのなかで戦い、切り抜けてきた。今回もそうなるはずだと確信している。たったひとつの敗北で、自分たちのやってきたすべてを否定するべきではない」

 イスキエルドは言葉を絞り出すように言った。

コロンビアのディフェンダーからも高く評価された大迫勇也「失態」――。

 コロンビア側から見たら、日本戦の結果はそれがすべてなのだろう。チームのエースであるハメス・ロドリゲスは、敗戦を受け入れられない様子だった。日本人選手があらかた出た後に、ようやく現れたミックスゾーンを無言で通り過ぎている。親しい記者に対してさえも、一瞥(いちべつ)をくれたのみだった。