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【プロ野球】ソフトバンク三軍が韓国で体験した"未来の野球" ロボット審判導入の衝撃と若鷹たちが語る本音 (3ページ目)

  • 田尻耕太郎●文 text by Kotaro Tajiri

 ABSは、選手の身長に応じてストライクゾーンを設定し、投球がその範囲を通過したかどうかを自動で判定するシステムだ。一般的には高性能カメラの『ホークアイ』や弾道測定器『トラックマン』などを活用し、その結果を球審へ伝達する仕組みとなっている。今回訪れたサムスンの二軍球場では、3台のカメラによって投球を追跡し、ストライク、ボールの判定を行なっていた。

 また、メジャーリーグで試験運用されているABSが選手や監督による「チャレンジ」の際にのみ適用されるのに対し、韓国プロ野球では全投球の判定をABSが担っている点も大きな特徴である。

 さらに、韓国プロ野球で導入されているサイン伝達システム『ピッチコム』、そして投球間の時間を制限するルール『ピッチクロック』を採用のもとで試合が行なわれた。こうした環境でプレーするのは、今回の韓国遠征が初めてだった。

 ピッチクロックについては、日本でも独立リーグで採用されており、そのルールに基づいて試合が行われている。一方、ABSとピッチコムを実際の試合で経験するのはソフトバンクの選手たちにとって初めてのことだった。言い換えれば、NPB球団としてABSとピッチコムを用いた試合に臨んだ初のケースとなったのである。

 ソフトバンク三軍の選手たちからは、概ね前向きな声が寄せられた。

 この日、先発マスクをかぶった大友宗はABSについて、「すごくやりやすかったです。縦にかなり広く感じましたが、審判によってストライクゾーンが変わることがないのでストレスなくプレーできる。際どいコースでもAIが正確に判定しているのだから、と割りきれます」と好意的に語った。

【ロボット審判導入により消える技術】

 ピッチコムについても評価は高く、「改善点があるとすれば、つい同じペースで球種伝達をしてしまうので、投手の間合いが単調になりがちになってしまう。そこは気をつけたい」と大友は話した。

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