【プロ野球】ヤクルト期待の大型遊撃手・田中陽翔が積み重ねた試行錯誤 「人と同じことをしていたら突き抜けられない」 (5ページ目)
田中に将来的な目標を聞くと、「2000本安打を目指しています」と力強く語った。
「宮本さんも2000本安打を達成されていますから......宮本さんの記録をすべて超えたいという思いもあります。守備については、一軍で感じたのは、1球のミスで雰囲気が大きく変わるということでした。堅実で、正確性のある守備をしていきたいです」
昨年12月の戸田球場。田中は走り込みを終えると、バッターボックスに入った。バットは握っていないが、何度かフォームを確認し、力強くスイングして空を見上げた。見えないボールは、冬の陽ざしを切り裂き、どこまでも高く翔んでいった。
「ホームランでした。狙って(笑)」
今シーズンはどのような成長曲線を見せてくれるのだろうか。プロ野球開幕が楽しみでならない。
著者プロフィール
島村誠也 (しまむら・せいや)
1967年生まれ。21歳の時に『週刊プレイボーイ』編集部のフリーライター見習いに。1991年に映画『フィールド・オブ・ドリームス』の舞台となった野球場を取材。原作者W・P・キンセラ氏(故人)の言葉「野球場のホームプレートに立ってファウルラインを永遠に延長していくと、世界のほとんどが入ってしまう。そんな神話的レベルの虚構の世界を見せてくれるのが野球なんだ」は宝物となった。以降、2000年代前半まで、メジャーのスプリングトレーニング、公式戦、オールスター、ワールドシリーズを現地取材。現在は『web Sportiva』でヤクルトを中心に取材を続けている。
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