検索

【プロ野球】初芝清がすごいと唸った4人の好投手 「これがあの清原和博を3三振に仕留めたストレートか」 (2ページ目)

  • 水道博●文 text by Suido Hiroshi

── そのほかは?

初芝 スライダーは近鉄時代の岩隈久志です。真っすぐの軌道で来て、最後にズレるんです。イメージとしては、真横に鋭角的に曲がるカットボールのような感じです。西武時代の松坂大輔のスライダーもすばらしかったですが、少し膨らむんです。その分、スライダーと認識できるのですが、岩隈投手のスライダーは真っすぐと思った瞬間に曲がるから厄介でしたね。

── カーブだと誰ですか?

初芝 ダイエー(現・ソフトバンク)の木村恵二投手です。とにかく落差が大きく、ボールが放たれた瞬間、アゴが上がってしまうんです。そうなると打者は負けですから......。

【すごいと思った3人の打者】

── では、同じ打者としてすごいと思った選手を3人挙げてください。

初芝 2004年に三冠王を獲ったダイエーの松中信彦。「あれだけ振れるんだ」と驚かされた日本ハムの小笠原道大。右打者では西武時代の清原和博ですね。右中間方向に打球が伸びていくし、なによりも強打者の雰囲気を持っていましたよね。

── イチロー選手はどうでしたか?

初芝 ブレイク当初は内野安打が多いイメージがありましたが、私が守っていたサードにはほとんど飛んできませんでした。とくに千葉マリンは、平均7、8メートルの風が吹き、ピッチャーのボールは独特な変化球になるので、ロッテ戦は得意ではなかったようです。

── また現役時代は、有藤通世監督、金田正一監督、八木沢荘六監督、ボビー・バレンタイン監督、江尻亮監督、近藤昭仁監督、山本功児監督と、7人の監督に仕えています。

初芝 有藤監督からは、プロの世界の厳しさを教えてもらいました。金田監督は試合に使っていただきましたし、投手には厳しいことを言う一方で、野手にはほとんど何も言わなかったので、私にとってはやりやすい監督でした。投手出身の八木沢監督も、その点では同じ印象です。ボビー・バレンタイン監督のもとでは、1995年にリーグ2位、2005年には日本一と、結果を残すことができました。

2 / 4

キーワード

このページのトップに戻る