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「今年の阪神は間違いなく優勝する」名コーチ・伊勢孝夫が「岡田采配の妙」を解説 (3ページ目)

  • 木村公一●文 text by Kimura Koichi
  • photo by Koike Yoshihiro

 一般的に、優勝のための最終ハードルは残り20試合くらいと言われている。選手も意識し、そして疲労から足踏みしてしまう時期だ。そこをどう乗りきるか。しかもここにきて、梅野隆太郎が死球により骨折し戦線離脱した。これは岡田監督にとっても想定外だったろう。

 以前、ある関係者から聞いた話だが、岡田監督は試合の2回か3回くらいで、もう終盤の勝負どころをどう対処するか考えていたという。そんな監督なら、梅野のリタイヤも含め、9月、10月の戦いを考えていないはずがない。

著者プロフィール

  • 木村公一

    木村公一 (きむらこういち)

    獨協大学卒業後、フリーのスポーツライターに。以後、新聞、雑誌に野球企画を中心に寄稿する一方、漫画原作などもてがける。韓国、台湾などのプロ野球もフォローし、WBCなどの国際大会ではスポーツ専門チャンネルでコメンテーターも務める。

1992年の猛虎伝〜阪神タイガース名場面集

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