斎藤佑樹が金城長靖に伝えたかったこと。「あの夏の甲子園」「アメリカ遠征」「沖縄の高校野球熱」...仲良し同級生対談 (4ページ目)

斎藤　脱線するね（笑）。そうそう、ジャパンでアメリカに行って、いろんなところに行ったじゃん。ニューヨークのクーパーズタウンに行ったり、大学で何試合かしたりさ。

金城　行ったね。

斎藤　ロスも行ったじゃない。僕、ユニバーサルスタジオ、すごく楽しかった。

金城　あれっ、記憶がねえなぁ。一応行ったのは覚えてるんだけど。何か乗ったりしたのかな？

斎藤　野球で知り合ったメンバーが、女子高生みたいなことをしてるっていう......キャッキャしてたよ、みんな（笑）。

金城　全然覚えてないな（笑）。

沖縄の高校野球熱

斎藤　当時、僕らは甲子園に出て騒がれたじゃない。人の目も気にしていた時期だったり......それがアメリカへ行ったらなくなった。それもすごくうれしかった。そっちは、どうだったのかなって。甲子園終わって、沖縄帰ってきて、すごかったでしょう？

金城　「おめでとう」「よくやった」と言われてたよ。ましてや離島（石垣島）なんで、スーパーとかに行っても「長靖、長靖」みたいな。

斎藤　もちろんうれしかったんだろうけど、ちょっと嫌だなとか、そんなのは？

金城　そこまではなかったね。でも声かけられて、「あれっ、知り合いだったかな？」「名前を思い出せないな。何さんだったっけな、あれ〜？」みたいな（苦笑）。

斎藤　でもそれ、あるあるだよね。

金城　「１回会ったじゃん」「ああ、１回ね」みたいな（笑）。

斎藤　そうそう（笑）。でも沖縄って高校野球熱がすごくない？

金城　すごいよ。

斎藤　春のセンバツでベスト８になったあと鹿児島に行ったら、たくさんのファンの方がすごく歓迎してくれて。グラウンドに出ていくだけで「あっ、早稲田実業だ」みたいな。でも次に沖縄に行ったら、めちゃくちゃアウェーだったの。やっぱり沖縄のファンの人たちは地元が絶対なんだと思ったね。沖縄の高校にはバーッと拍手するけど、俺ら東京の高校にはシーンみたいな（笑）。不思議な感じだった。それだけ沖縄の高校を応援する気持ちが強いんだなと思った。

金城　ああ、たしかに。