元阪神ドラ1・伊藤隼太が語る今季の覚悟。「自分の野球に決着をつける。シーズンが終わった時にどういう景色が見えているか」 (4ページ目)

  • 寺下友徳●取材・文 text by Terashita Tomonori

【シーズン後期へ「自分の野球に決着をつける」】

ーーただ、伊藤「選手」としては、愛媛マンダリンパイレーツではシーズン前期開幕戦で右肩を痛め、コーチ業に専任する日々が続いています。先日は外野ノックも兼ねたロングティーで久々にバットを握っていましたが、復帰のめどはいかがですか?

伊藤
 僕としては後期シーズン初戦(7月4日)から指名打者として復帰したいと考えています。試合に出たらチームが勝つために結果を出したい。そして、プロ野球選手は観客が入った中でプレーしてナンボの世界。愛媛マンダリンパイレーツの若い選手たちにはそこで成功することの喜びを感じてほしいです。

 僕がその手本になれればいいですし、チームが勝ちながら僕自身も成長できればいい。そうしていくことが間違いなくチームにいい影響を与えていくと思っています。

ーーでは、チームとして、選手として、そして「人間・伊藤隼太」としての意気込みをお願いします。

伊藤 「独立リーグ日本一」のチームの目標はぶらさずやっていきたい。それと自分が復帰できたら、一試合一試合に全力を尽くしてチームに貢献する。現時点で言えるのはそういったことです。

 愛媛での野球経験はなかなかできることではないですし、チームとしては「コーチ兼任選手」は初だと聞いているので、自分としても「自分の野球に決着をつける」シーズンが終わった時に、どういう景色が見えているのか。

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