2021.06.23

巨人・山口俊がたどる道は? 黒田博樹などメジャーからの「出戻り」後に活躍した先発投手たち

  • 白鳥純一●取材・文 text by Shiratori Junichi
  • photo by Sankei Visual

 2019年にポスティング制度を利用し、トロント・ブルージェイズに移籍した山口俊が2年ぶりに日本球界に復帰した。6月11日には巨人への入団会見が行なわれ、23日のDeNA戦での先発が予定されている。

 コロナ禍で大幅に日程が短縮された昨シーズンは、17試合に登板(すべてリリーフ)してわずか2勝。今年2月に自由契約になったあと、サンフランシスコ・ジャイアンツとスプリット契約を結んでいた。そこから古巣の巨人に戻った山口は、会見で「結果しかないと思っている。登板時はしっかり投げていけたら」と抱負を語った。今後、巨人が首位・阪神を追撃するための起爆剤となれるかに注目が集まっている。

 今シーズンの開幕前には、田中将大がニューヨーク・ヤンキースから楽天に電撃復帰を果たしたが、これまでもメジャーリーグから日本球界に復帰してチームを支えた投手は多い。復帰の時期やメジャーでの実績は違うが、過去にメジャーから"出戻り"した先発投手の中で、特に活躍が印象的だった5人を振り返る。

2015年にヤンキースから広島に復帰した黒田博樹2015年にヤンキースから広島に復帰した黒田博樹 この記事に関連する写真を見る 【メジャーで花開き、最下位に沈む古巣を支えた苦労人】

 山口も在籍していた2010年の横浜に、12年ぶりに復帰したのが大家友和だ。京都成章高から1993年のドラフト3位で横浜に入団した大家だったが、その後の5シーズン挙げた勝利はルーキーイヤーの1勝のみ。横浜が38年ぶりの日本一に輝いた1998年オフ、メジャー挑戦のために自由契約となり、ボストン・レッドソックスとマイナー契約を結んだ。

 2Aのチームからスターしたものの1年目でメジャー昇格を果たし、レッドソックスに在籍した2年半で6勝をマーク。2001年途中にトレードで移籍したモントリオール・エクスポズ(現ワシントン・ナショナルズ)では、2002年から2年連続2桁勝利を挙げるなど活躍。その後も3チームを渡り歩き、メジャー10年間で51勝を積み上げた。