まるでカーショウ。いきなり8勝した
無名のロッキーズ22歳は何者か (5ページ目)
また、ベリンジャーはバッティングのみならず、一塁の守備も高く評価されています。近年のドジャースの一塁といえば、「チームの顔」であるエイドリアン・ゴンザレスの指定席でした。しかし、その立場も危うくなるほどの勢いを見せています。
これまでドジャースからは、幾多の新人王が輩出しました。1992年から1996年にかけては5年連続でドジャースから選出され、野茂英雄投手も1995年に受賞しています。そして昨年はコリー・シーガーが満票で受賞し、前田健太投手も投票3位に食い込みました。今年はベリンジャーが受賞するのではと、早くも関係者の間では話題となっています。
ア・リーグではアーロン・ジャッジ(ヤンキース)やアンドリュー・ベニンテンディ(レッドックス)が旋風を巻き起こしていますが、ナ・リーグのニューカマーも負けてはいません。若くしてブレイクを果たしたセンザテラとベリンジャーは、これからも要チェックです。
※記録は日本時間6月9日現在
著者プロフィール
福島良一 (ふくしま・よしかず)
1956年生まれ。千葉県出身。高校2年で渡米して以来、毎年現地でメジャーリーグを観戦し、中央大学卒業後、フリーのスポーツライターに。これまで日刊スポーツ、共同通信社などへの執筆や、NHKのメジャーリーグ中継の解説などで活躍。主な著書に『大リーグ物語』(講談社)、『大リーグ雑学ノート』(ダイヤモンド社)など。■ツイッター(twitter.com/YoshFukushima)
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