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まるでカーショウ。いきなり8勝した
無名のロッキーズ22歳は何者か (3ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by AFLO

 今シーズン開幕前、センザテラの存在はまったく注目されていませんでした。ロッキーズのプロスペクト(若手有望株)ランキングでは10番目。「将来の先発ローテーション候補5人」にも名前は挙がっていません。予想外のうれしい誤算に、球団関係者はみんな驚いています。

 ただ、センザテラを抜擢したブラック監督は、このように述べています。

「自分が現役選手だったカンザスシティ・ロイヤルズ時代の1985年、当時21歳で20勝をマークしてサイ・ヤング賞に輝いたブレット・セイバーヘイゲン、そしてサンディエゴ・パドレス監督時代の2010年、当時22歳で防御率2.91をマークしたロサンゼルス・ドジャースのクレイトン・カーショウ。彼らふたりの若かりしころに、センザテラは似ている」

 現在22歳のセンザテラのピッチングは、若かった当時のセイバーヘイゲンやカーショウを彷彿とさせるのでしょう。彗星のごとく現れた無名のルーキー、センザテラの今後が大いに楽しみです。

 そしてもうひとり、ナ・リーグで取り上げたいニューカマーは、ドジャースに所属するコディ・ベリンジャー(21歳)という一塁手兼外野手です。

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