【高校野球】山本昌が選抜を沸かせた好投手を徹底診断 末吉良丞&織田翔希の現在地と「杉内俊哉級逸材」の正体 (4ページ目)
スライダーを武器にチームをベスト4へと導いた専大松戸の門倉昂大 photo by Ryuki Matsuhashiこの記事に関連する写真を見る門倉昂大(専大松戸3年/182センチ・83キロ/右投右打)
変化球の質で打者を制圧できるタイプの投手です。なかでも特筆すべきはスライダーで、アウトローに鋭く沈むこのボールは精度が高く、狙って何度でも投げ込める再現性を感じさせます。あのレベルのブレーキとコースに決まれば、高校生の打者では簡単に攻略できないレベルにあります。
昨秋からはリリース位置をやや下げており、その影響もあってか、右打者のアウトコースにはわずかにシュート回転しながら食い込むような軌道が見られました。一方で、左打者アウトコースにはキレのあるストレートを投げ込めており、この球質のよさは大きな武器です。
今後の課題を挙げるとすれば、ストレートの使い分けでしょう。現状でも左打者のアウトコース、右打者のインコースには質の高いボールを投げられていますが、これが逆方向、つまり左打者のインコースや右打者のアウトコースにも意図して投げきれるようになれば、投球の幅は一気に広がります。
スライダーという明確な武器に加え、もともとの球威や直球の質も高いだけに、投球のバリエーションが整えば一段、二段とレベルを引き上げられる素材です。甲子園の舞台で再び見たい、そう思わせるだけのポテンシャルを備えた投手と言えるでしょう。
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