【高校野球】山本昌が選抜を沸かせた好投手を徹底診断 末吉良丞&織田翔希の現在地と「杉内俊哉級逸材」の正体
山本昌のスカウティングレポート2026年春(前編)
50歳まで現役を続けた球界のレジェンド・山本昌(元中日)が、選抜甲子園に出場した有望投手を徹底分析する人気企画。前編では、昨年も甲子園を沸かせた末吉良丞(沖縄尚学)、織田翔希(横浜)を筆頭に7名をピックアップ。レジェンドの目にかなう選手はいたのか。
昨年夏の甲子園優勝投手、沖縄尚学の末吉良丞 photo by Ryuki Matsuzakiこの記事に関連する写真を見る末吉良丞(沖縄尚学3年/175センチ・91キロ/左投左打)
昨夏の全国大会を制した優勝投手であり、その実力の高さは疑いようがありません。実際に試合を見ても、まとまりのあるフォームやボールを切る角度は健在で、完成度の高さが際立っています。
一方で、昨秋以降は本来の調子をやや欠いている印象も受けました。今大会で見られた変化としては、昨夏から取り入れた二段モーションにより、軸足の膝の折れがやや大きくなっている点が挙げられます。これにより、昨年に比べてリリースポイントが低くなり、ボールが浮く場面や変化球のキレがやや鈍くなった印象がありました。
もっとも、体重の乗り自体は悪くなく、フォーム変更も本人なりの試行錯誤の結果でしょう。春先でコンディションが万全でない可能性も含め、現時点の状態だけで評価を下す段階ではありません。
いずれにしても、今秋のドラフトで上位指名が確実視される逸材であることに変わりはない。今大会は初戦敗退となりましたが、夏に向けて状態を上げ、再びその実力を示してくれることを期待したいですね。
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