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【高校野球】山本昌が唸った隠れ逸材と2年生の怪物投手たち 「すでに完成形に近いレベル」「久しぶりに出てきた大物」

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva

山本昌のスカウティングレポート2026年春(後編)

 山本昌(元中日)が、この春の選抜甲子園大会で輝いた投手を評論する人気企画。後編では3人の2年生投手をはじめ、惜しくも初戦で敗れながらも才能の一端を見せた3人の3年生投手を解説してもらった。

スリークォーターから最速148キロの速球を投げ込む近江の上田健介 photo by Matsuhashi Ryukiスリークォーターから最速148キロの速球を投げ込む近江の上田健介 photo by Matsuhashi Ryukiこの記事に関連する写真を見る上田健介(近江3年/182センチ・80キロ/右投右打)

 近年甲子園で安定して上位進出を続けるチームを支えるエースらしく、試合をつくる能力に優れています。現状はやや体の開きが早く、正面を向いてからリリースする形になっていますが、そのフォームを生かしてチェンジアップや落ち球の変化を引き出しており、投球の組み立てにうまく反映されています。

 軽く投げているように見えながら球速も十分で、緩急を使って打者のタイミングを外すセンスも高いものがあります。一方で、さらなるレベルアップのポイントは"止め"の意識でしょう。いわゆる「壁」を左肩だけでなく、体のどこかでつくることができれば、そこから腕を鋭く振る形が生まれ、直球の走りは一段と向上するはずです。

 そのポイントが安定すれば、変化球とのコンビネーションもより生きてきます。もともと試合運びの巧さは光るだけに、フォームの再現性と出力が高まれば、投手としての完成度はさらに上がるでしょう。強豪・近江のエースとして、今後どこまで成長していくのか注目したいですね。

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