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【高校野球】山本昌が唸った隠れ逸材と2年生の怪物投手たち 「すでに完成形に近いレベル」「久しぶりに出てきた大物」 (5ページ目)

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva

昨年秋の神宮大会優勝に貢献した九州国際大付の2年生左腕・岩見輝晟 photo by Ryuki Matsuhashi昨年秋の神宮大会優勝に貢献した九州国際大付の2年生左腕・岩見輝晟 photo by Ryuki Matsuhashiこの記事に関連する写真を見る岩見輝晟(九州国際大付2年/188センチ・74キロ/左投左打)

 長身から繰り出す鋭い腕の振りが光る左腕です。テイクバックがコンパクトで、いわゆるショートアーム気味のフォームからボールを放つため、打者にとってタイミングが取りづらく、体感以上の球速を感じさせます。それでいてボールの伸びもあり、このタイプでここまで球質のいい投手はそう多くありません。

 現状でも完成度は高いものの、投球動作における縦方向の移動、すなわちホームベース側への体重移動がもう一段加われば、さらに安定感は増していくでしょう。やや移動量が少ないために、肩が十分に回り切る前にリリースしてしまう場面もあり、それが高めへの抜け球につながっている印象です。

 ただ、こうした課題を差し引いても、腕の振りの速さとフォームの安定感、そして変化球の質は非常に高いレベルにあります。カーブやスライダーも鋭く、角度のあるストレートと組み合わせることで、打者を翻弄できる素材は十分です。

 天性とも言える球質を大きな武器に、体の使い方が洗練されていけば、制球力もさらに向上していくはず。今後の成長次第では、より高いステージでも通用するポテンシャルを秘めた左腕と言えるでしょう。

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