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【高校野球】山本昌が唸った隠れ逸材と2年生の怪物投手たち 「すでに完成形に近いレベル」「久しぶりに出てきた大物」 (4ページ目)

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva

智辯学園との決勝で15個の三振を奪うなど、4年ぶり選抜優勝に貢献した大阪桐蔭・川本晴大 photo by Ryuki Matsuhashi智辯学園との決勝で15個の三振を奪うなど、4年ぶり選抜優勝に貢献した大阪桐蔭・川本晴大 photo by Ryuki Matsuhashiこの記事に関連する写真を見る川本晴大(大阪桐蔭2年/192センチ・95キロ/左投左打)

 決勝をひとりで投げ抜いたパフォーマンスが象徴するように、今大会でも屈指のインパクトを残した左腕です。まだ2年生ながら、その完成度とスケールは群を抜いており、「久しぶりに出てきた大物」と感じさせる存在でした。

 上背を生かした投げ下ろしの角度に加え、腕の振りが鋭く、ボールの出どころも打者にとって見づらい。縦の角度と横の軌道がうまく融合しており、体感速度の速さは高校生レベルを超えている印象です。長身でありながら軸足が崩れず、理想的な体重移動ができている点も高く評価できます。

 とはいえ、現状はまだ荒さも残しており、ボールが続けてばらつく場面も見られました。とくに一発勝負の展開では、連続四球などがリスクになる可能性もあります。ただ、これは成長過程における課題であり、むしろ伸びしろの裏返しと言えるでしょう。

 もう数センチでも前で力を伝えられるようになれば、球筋の安定感はさらに増し、投球の質は一段と高まるはずです。現時点でも非常に高い完成度を誇りますが、制球力が安定すれば"手がつけられない投手"になる可能性を秘めています。

 2年生の春でここまでのレベルに達していること自体が驚異的であり、順調に成長すれば高校球界を代表する存在へと駆け上がるでしょう。完成形に近いフォームと圧倒的な素材を兼ね備えた、将来が非常に楽しみなサウスポーです。

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