【ドラフト】目標は佐々木朗希か、山下舜平大か、達孝太か...揺れる理想が示す大阪桐蔭・森陽樹の未来像 (4ページ目)
日本代表合宿でもエグいと感じた投手はいなかったのだろうか?
「全員とやったわけじゃないですけど、そこまでは......。自分の場合、30〜40メートルくらいの距離で投げるボールが強さも伸びもあるんです。それより距離が近くなったら、まだちょっと力の入れ具合とかバランスとかがつかみきれてないというか......。だから、30〜40メートルの感覚でマウンドからも投げられたら、今よりもっと『バーン!』といくと思うんです」
最後に、楽しみな話を聞いたところで、いよいよドラフトが迫る。
この有り余るポテンシャルを開花させるのは、プロの仕事だ。余白をたっぷり残す"超素材"右腕の育成に魅力を感じ、自信を持って指名に踏み切る球団はどこか。そして、その先にプロの世界で、森は誰と出会うのか。
まもなく大阪桐蔭史上最高の素材、森陽樹の運命が動き出す。近い将来、マウンドから放たれる本人納得の"エグいボール"を見てみたい。
著者プロフィール
谷上史朗 (たにがみ・しろう)
1969年生まれ、大阪府出身。高校時代を長崎で過ごした元球児。イベント会社勤務を経て30歳でライターに。『野球太郎』『ホームラン』(以上、廣済堂出版)などに寄稿。著書に『マー君と7つの白球物語』(ぱる出版)、『一徹 智辯和歌山 高嶋仁甲子園最多勝監督の葛藤と決断』(インプレス)。共著に『異能の球人』(日刊スポーツ出版社)ほか多数。
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