大阪桐蔭、期待の大物1年生たちを直撃「侍ジャパンU−15代表」「おかわり2世」が語る夢と覚悟 (4ページ目)
ふだんは同じ練習をし、先日の春季大阪大会決勝では初めて先輩たちの試合を観戦。大きな刺激を受けたと語る。
「主将を務める中野(大虎)さんは人間性も含めてすごいです。森(陽樹)さんも見たことのないようなボールを投げますし、宮本(楽久)さんも攻守でレベルが高く周りも見られるよい先輩です」(中村)
「みんながひとつになっていましたし、中野さんの1球1球に気持ちがこもっているすごい投球でした」(今井)
「先制点を取られても声を切らさず、自分たちのペースに持っていったので、自分たちもそういう野球をしたいと思いました」(中島)
「中野さんが"俺がカバーするから"と野手に声をかけていて、投手なのにチーム全体を見ているなと思いました」(川本)
「先制点を取られても先輩たちは常に前を向いて、声をかけ合いながら戦っていました」(岡本)
全国から1学年20人という狭き門をくぐった逸材たちは、さまざまな経験を重ね、いつの日か甲子園はもちろん、プロ野球選手、侍ジャパンのトップチームでの活躍を夢見ながら、鍛錬を積んでいる。彼らのお披露目される日が今から楽しみだ。
著者プロフィール
高木 遊 (たかぎ・ゆう)
1988年生まれ、東京都出身。大学卒業後にライター活動を開始し、学童・中学・高校・大学・社会人・女子から世代別の侍ジャパン、侍ジャパントップチームまでプロアマ問わず幅広く野球を中心に取材。書籍『東農大オホーツク流プロ野球選手の育て方〜氷点下20℃の北の最果てから16人がNPBへ〜』(樋越勉著・日本文芸社)『レミたんのポジティブ思考"逃げられない"な"楽しめ"ばいい!』(土井レミイ杏利著・日本文芸社)『野球で人生は変えられる〜明秀日立・金沢成奉監督の指導論(金沢成奉著・日本文芸社)では、編集・構成を担当している。
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