今夏甲子園出場校の「現役NPB選手輩出ランキング」大阪桐蔭、横浜不在で1位は?
全国から49代表が集い、今夏もいよいよ甲子園の戦いが幕を開ける。注目された大阪桐蔭、智辯和歌山、横浜ら有力校が姿を消し、地方大会は激戦の様相を呈したが、それでも出場校の顔ぶれには、優勝経験校や数多くのプロ野球選手を生んだ強豪校がずらりと並ぶ。
今大会出場校のなかで2023年の現役NPB在籍選手(育成含む)が最も多いのはどこか、早速調査してみた。
1位は広陵(広島)の11人、2位が仙台育英(宮城)と履正社(大阪)で9人。まさに今大会の優勝候補として期待される各校が現役NPB選手輩出ランキングでも上位を占める結果となった。
4位は8人で北海(南北海道)と九州国際大付(福岡)、さらに6位で4校が7人、10位で2校が6人で並ぶ。ベストテンのランキングは以下のとおり。
2007年夏の甲子園で準優勝に輝いた広陵の小林誠司この記事に関連する写真を見る
【現役NPB選手在籍選手ベストテン】
1位=11人
広陵(広島)
野村祐輔(広島)、上本崇(広島)、小林誠司(巨人)、吉川雄大(楽天)、有原航平(ソフトバンク)、上原健太(日本ハム)、佐野恵太(DeNA)、中村奨成(広島)、福田周平(オリックス)、太田光(楽天)、河野佳(広島)
2位=9人
仙台育英(宮城)
上林誠知(ソフトバンク)、平沢大河(ロッテ)、松原聖弥(巨人)、西巻賢二(DeNA)、馬場皐輔(阪神)、熊谷敬宥(阪神)、梅津晃大(中日)、郡司裕也(日本ハム)、入江大樹(楽天)
履正社(大阪)
T−岡田(オリックス)、山田哲人(ヤクルト)、坂本誠志郎(阪神)、宮本丈(ヤクルト)、安田尚憲(ロッテ)、井上広大(阪神)、小深田大地(DeNA)、田上奏大(ソフトバンク)、内星龍(楽天)
4位=8人
北海(南北海道)
鍵谷陽平(巨人)、川越誠司(中日)、川村友斗(ソフトバンク)、鈴木大和(巨人)、阪口皓亮(ヤクルト)、佐藤龍世(西武)、木村大成(ソフトバンク)、大津綾也(巨人)
九州国際大付(福岡)
二保旭(阪神)、三好匠(広島)、清水優心(日本ハム)、中村貴浩(広島)、富山凌雅(オリックス)、柳川大晟(日本ハム)、野田海人(西武)、生海(ソフトバンク)
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著者プロフィール
戸田道男 (とだ・みちお)
1961年岩手県一関市生まれ。明治大学卒業後、東京スポーツ新聞社で4年間野球担当記者を務めたのち、ベースボール・マガジン社入社。週刊ベースボール、ベースボール・クリニックほか野球関係の雑誌、ムックの編集に携わる。2011年に同社を退職し、同年から2021年まで廣済堂出版発行の「ホームラン」編集を担当。現在はフリーランスの立場で野球関連の編集者&ライターとして活動中。