大会No.1投手は誰か。山本昌の「レジェンド・レポート」2022センバツ編 (9ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

身長188センチの大型右腕、大阪桐蔭の川原嗣貴身長188センチの大型右腕、大阪桐蔭の川原嗣貴この記事に関連する写真を見る川原嗣貴(大阪桐蔭/188センチ・85キロ/右投左打/優勝)

センバツ初戦と準決勝で好投した長身右腕。背番号10なのにこれだけ能力があるのは、さすが大阪桐蔭だなと実感しました。見るからに上背がある投手らしい体型で、ゆったりしたモーションからいい位置に腕が出てくる投球フォームです。伸びしろもありそうなので、将来が楽しみです。もったいないと感じるのが、左肩の開きが少し早いところ。左肩を開く動作と連動して右腕をトップへと上げているので、左腕と右腕の動きを別にしてもいいのかなと感じます。左肩の開きを抑え、頭を振って腕を振るクセが矯正できればさらに成長できそうです。

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