山本昌がドラフト候補の12投手をチェック。大学・社会人でズバぬけた選手は? (6ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

最速152キロの速球と多彩な変化球が武器の法政大・鈴木昭汰最速152キロの速球と多彩な変化球が武器の法政大・鈴木昭汰鈴木昭汰(法政大/175センチ・81キロ/左投左打)

常総学院高時代に見た時から、いい投手だと評価していました。高校時代は「ゲームをつくれるピッチャー」と感じていましたが、大学での4年間で10キロ近くボールが速くなっていて順調に成長していることがうかがえました。フォームはまとまっているし、さまざまな球種で打者を打ち取れる長所も健在です。今後の課題を挙げるとすれば、ボールが全体的にスライド回転しているところ。腕を振る際に右肩と左肩が同時に動いているので、右肩が開くのをもう少し我慢できるようになると、球筋が安定するでしょう。体が真っすぐにストライクゾーンに向かうようになって、今まで以上にコントロールがよくなるはずです。

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