山本昌がドラフト直前の「エース候補12人」を調査。惚れたのは誰だ? (12ページ目)
寺岡寛治(石川ミリオンスターズ/右投右打)
こういうピッチャー、好きなんだよなぁ(笑)。真上から投げ下ろすので、コントロールが左右にブレることが少ない。上下のコントロールさえつけば、縦系の変化球がよく落ちるフォームだからプロでもリリーフとして活躍できるでしょう。九州共立大時代は野手としてプレーしていたそうですが、投手としての経験が浅くても楽しみな存在です。投球時に頭の位置が一瞬ライン(投手が投げる際に使う空間の幅のこと)から外れるのは気になりますが、修正できればもっとコントロールは良くなるはずです。僕がスカウトなら上位指名でもほしいです。
※ ※ ※ ※
以上の12投手について語らせていただきました。今年のドラフト戦線は「打高投低」と言われていますが、前回の記事でコメントした甲子園出場投手を含めて能力の高い投手はちゃんといると実感します。
もし自分が監督として指名できるなら、社会人は田嶋大樹投手(JR東日本)。大学生なら近藤弘樹投手(岡山商科大)。高校生は石川翔投手(青藍泰斗高)や以前に評論した阪口皓亮投手(北海高)ですね。田嶋投手は即戦力として一段抜けた実力を持っていますし、近藤投手はアウトステップが気になるものの素晴らしい角度を持っています。石川投手、阪口投手は将来性が非常に高いですね。
最後に、寺岡寛治投手(石川ミリオンスターズ)もドラフト3位までに残っているなら指名したいと感じた面白い素材でした。私も明日のドラフト会議当日が楽しみです!
■山﨑武司氏が評価した「ドラフト10人の打者」編はこちら>>>
12 / 12