【パリオリンピック展望】日本競泳勢、瀬戸大也、本多灯、大橋悠依らは超速の海外勢をしのげるのか 伊藤華英が期待と危機感を語る (6ページ目)

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 正直に言って、今の日本競泳界はかつてのような勢いがなく、いい時期ではないかもしれません。でもこれから先の未来に向かって、今の選手たちの色で、日本競泳界を作り上げていってほしいと思っています。自分たちチームはこれだ、というものをパリオリンピックで見せてほしいと願っています。

 私は今回現地で解説を行ないますが、その選手の生き様にフォーカスした解説をしたいと考えています。その選手がどれだけ頑張れたか、どれだけ成長できたか、その選手の尺度を見て話したいと思います。日本のみなさんにも日本の競泳陣をぜひ応援してほしいと思っています。

【Profile】
伊藤華英(いとう・はなえ)
1985年1月18日生まれ、埼玉県出身。元競泳選手。2000年、15歳で日本選手権に出場。2006年に200m背泳ぎで日本新、2008年に100m背泳ぎでも日本新を樹立した。同年の北京五輪に出場し、100m背泳ぎで8位入賞。続くロンドン五輪では自由形の選手として出場し、400mと800mのリレーでともに入賞した。2012年10月に現役を引退。その後、早稲田大学スポーツ科学学術院スポーツ科学研究科に通い、順天堂大学大学院スポーツ健康科学部博士号を取得した。現、全日本柔道連盟ブランディング戦略推進特別委員会副委員長、日本卓球協会理事。

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