瀬戸大也が200mで銅。初めて獲った「バタフライのメダル」の価値 (4ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • photo by Fujita Takao

「今回は優勝を狙っていたし、決勝を泳いでいる時も『絶対にメダル!』と思っていたので、15年の世界選手権より悪い6位という結果に情けなさを感じた。今回は反省するべき点がたくさん見つかった」と話す。

 日本の男子200mバタフライは、山本貴司が03年バルセロナ世界選手権で初の銀メダルを獲得、翌年のアテネ五輪でも銀メダルを獲得したことから始まり、それを松田丈志が08年北京五輪と12年ロンドン五輪の連続銅メダル獲得で引き継いできた種目だ。

 昨年の坂井のリオ五輪銀メダルに続く、今回の瀬戸の銅メダル獲得は今後、日本勢がさらに強くなるために必要なことだった。これで東京五輪でのダブル表彰台と頂点奪取が、現実味を帯びてきた。

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