瀬戸大也が200mで銅。初めて獲った「バタフライのメダル」の価値 (3ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • photo by Fujita Takao

「正直言って、今日は昨日の疲れや午前中に個人メドレーを泳いだ影響もあって、体はちょっときつかったですね。昨日のフレッシュ感はなかった。だから、あれが今日できる最高の泳ぎだったと思うし、その中でもバタフライで初メダルを獲れたのはうれしいです。ただタイムが1分53秒にいけなかったのだけは残念ですね。周りを気にせず自分の泳ぎをしようと思っていたので、自分に負けたような気がして。早く53秒台を出したいし、もう1回チャレンジしたいと思います」

 元々専門にしているのは個人メドレーだが、200mバタフライも2015年の日本選手権までは1分54秒台を連発していた。だが、その年の7月下旬に行なわれた世界選手権で泳ぎを崩してからは記録がなかなか伸びず、悩むことも多くなった。瀬戸は「14年くらいまでは『200mバタフライも簡単じゃん』と思っていたけれど、こういう風に突き詰めていくと難しい種目だと感じますね」と苦笑する。しかし、今回メダルを獲れたことで個人メドレーとともに自分の専門種目だという自信を持つことができたようだ。

 この決勝でリオ五輪銀メダリストの坂井聖人(早大)は、高地合宿からの下山を試合1週間前にするという新たな試みにチャレンジしたが、それがうまくいかず1分55秒04で6位という結果に終わった。

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