2016.08.30

80年ぶりの入賞。飛込み・板橋美波は
東京五輪でヒロインになれるか

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • photo by JMPA

初出場のリオ五輪での舞台で80年ぶりとなる入賞を果たした板橋美波 リオデジャネイロ五輪女子高飛込み決勝で、16歳で初出場の板橋美波(いたはし みなみ)が8位入賞を果たした。女子の高飛込みとしては80年ぶりの快挙だった。

 予選と準決勝はまったく緊張しなかったという板橋が、「決勝になったらメッチャ緊張してしまって……。でも、もう『最後だからやっちゃえ!』みたいなノリでいきました」と大きな声で笑いながら振り返った。

 彼女は、世界の女子で唯一”前宙返り4回半抱え型”という難易率3.7の大技を持ち、その武器で一躍メダル候補と期待されていた。そんな彼女をリオで見た時に感じたのは、これまでと一変して明るくなっていたことだった。以前は笑顔もまれだったが、今は話していても終始笑みがこぼれる。馬淵崇英(まぶち すうえい)コーチも「明るくなったでしょう。変わりましたよ」と言って目を細める。