3連覇の偉業をステップに。競泳・瀬戸大也は4年サイクルで成長する
連日マイナス気温が続くカナダ・ウィンザーで、リオデジャネイロ五輪では悔しさを味わった瀬戸大也(JSS毛呂山・早稲田大)が、新たなステージに突入する偉業を成し遂げた。
リオ五輪直後から4年後の東京五輪に向けて、数多くの大会に出場している瀬戸大也 第13回世界短水路選手権5日目、男子400m個人メドレーで日本人としては初めて、さらにこの種目では往年の名選手であるマット・ダン(オーストラリア)、ライアン・ロクテ(アメリカ)に次ぐ、世界でも3人目となる大会3連覇を果たした。
だが、瀬戸は全く納得していない。
「4年前、この大会で初めて優勝したときのタイムよりも遅いですから、金メダルで今年を締めくくれたのはよかったですが、もっともっと頑張らないといけないと思いました」
本当ならば、手放しで喜んでもいい結果である。それでも瀬戸が喜ばなかった理由は、リオデジャネイロ五輪の銅メダルにある。
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